小学生向け プログラミング基礎講座
文字で絵を画面に描いてみよう。
第2回では、自分の名前のアルファベットを大きな文字でディスプレイに描いてみたね。
今回は、同じようにして大きな文字ではなくて、絵を描いてみよう。
まずは、山を描いてみよう。例えば、アルファベットの「O」を使って次のように描いてみよう。
10 PRINT” OOO”
20 PRINT” OO OO”
30 PRINT” OO OO”
40 PRINT” OO OO”
50 PRINT” OO O O O OO”
60 PRINT” OO O O OO”
70 PRINT” OO OO”
80 PRINT” OO OO”
90 PRINT”OO OO”
入力ができたら、LIST と打ってプログラムを確認しよう。
正しく入力できていたら、RUN と打ってプログラムを実行してみよう。
山の絵ができたかな?ちょっと、アルファベットの「A」に似ちゃったけど・・・。
完成した絵を例えば SAVE 2 と打って保存しよう。
正しく保存ができたら、NEW と打って短期記憶場所(メモリ)のプログラムを消そう。
さて、今度は、20×10のマス目を使って絵を描いてみよう。
プリントのマス目に、自分で、好きな文字、記号を手描きで書いて絵を描いてみよう。
手描きの絵が完成したら、このマス目の絵をプログラムにしてみよう。
入力ができたら、LIST と打ってプログラムを確認しよう。
正しく入力できていたら、RUN と打ってプログラムを実行してみよう。
どんな絵が描けたかな?
次に少し小さめだけど、8×8 のマス目で、絵または文字を描いてみよう。
プリントのマス目を使って、自分で好きな文字、記号を手描きで書いてみよう。
手描きの絵が完成したら、このマス目の絵をプログラムにしてみよう。
入力ができたら、LIST と打ってプログラムを確認しよう。
正しく入力できていたら、RUN と打ってプログラムを実行してみよう。
どんな絵が描けたかな?
実は、この8×8 のマス目で作られた絵が、みんなのIchigojamの文字や記号の表示の際に使われているんだ。
みんなのIchigojamで表示できる文字や記号の一覧は次の図のとおりだよ。
この表の例えば、一番右下の絵(いちごの絵だよ。)を表示してみよう。
この表は、横に「0~9、A、B、C、D、E、F」と番号がふられている。同じように縦にも「0~9、A、B、C、D、E、F」と番号がふられているんだ。
だから、一番の右下の絵は「FF」(横・縦)という番号の絵になるんだ。
この絵を表示してみよう。
PRINT CHR$(#FF)
と入力してみよう。
いちごの絵が表示されたかな。ちょっと小さくて分かり難いけど、いちごの絵が表示されるはずだよ。
拡大してみるとこんな感じ。
では、同様にして
PRINT CHR$(#FD)
と入力してみよう。
今度はどんな絵が表示されたかな。小さくて分かり難いけど、人型の絵だよ。
このようにコンピュータでは、文字や記号は点の集まりで表現されていて、その集まりに番号がふられている。プログラムで呼び出して表示するためには、一覧から、表示したい絵や文字の番号を指定して呼び出して表示しているんだよ.
ドット絵と呼ぶこともあるよ。ビーズなどで絵を描くときに同じ考え方が使われているんだ。